納豆ブーム
最近つとに納豆がブームです。
いえ、自分にではなく
患者さんに食べさせてもらう事が多いです。
納豆は発酵食品として、
消化しやすい蛋白が犬猫の短い腸にはとても優しい。
発酵食品を食べる事で腸内環境を良くする。
納豆菌は、芽胞菌といって
煮ても死なない、犬猫のPH1-2といわれる強い胃酸でも死なない
地上最強クラスの細菌なので
生きて腸に届き、善玉菌として働く。
腸内細菌叢を厚くするのと、腸内細菌叢の作るビタミン等の産生が増えるので
大豆アレルギーだとちょっと難しいですが
ほとんどのアレルギーアトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚が良くなります。
納豆菌の産生するナットウキナーゼという薬は
血栓溶解作用があって
血液をサラサラにし、動脈硬化や脳血栓等の血栓防止になる。
脳神経障害や心臓障害の患者さんによくお勧めしています。
血栓溶解剤や血栓防止剤は、血液検査で頻回に出血傾向を確かめる必要がありますが
納豆ではそこまでの出血例がありません。
もちろん血栓の薬を処方し始めた場合は人と同じく禁忌ですが。
飼い主さんが嫌いじゃ無ければ、食べさせる事は良いことずくめです。
ただ
最大の欠点は
当院に一銭もお金が入らない!
大問題です。
ps.同じ芽胞菌として、整腸剤の宮入菌は販売しています。ご購入頂ければ当院の収入になります。
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