狂犬病予防について
そろそろ狂犬病予防の季節です。
このワクチンについては、
不要論について、アホな妄想もありますが、医学的に正しい理由もあって
獣医師でも分かれる処ですが
当院では、必要と説明しています
まず説明させていただくのが、
日本で、犬に咬まれて狂犬病になるのと、
人に噛まれて狂犬病になるのと、
宝くじ10億円当たるのは、どの順番で確率が高いでしょう
答えは後者からです。
年末ジャンボは毎年です
人が狂犬病で入院するのは、十数年に一回くらい公表されますが最近は2006年2件死亡
犬は1957年以降発生無し
基本的に予防注射の根拠からは、逸脱しています
カナダやアメリカ、韓国などに海外渡航する”人”にむしろ勧めるべきです
ですが3つの理由で予防すべきです。
1つは、日本を取り巻く環境の厳しさ
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/
濃厚感染地帯に取り囲まれています
特に台湾の再発生は、日本にとって他人事ではありません。
野生動物で発見されてから人感染までのスピードは
発生してから予防すればいいと、のんきに放置できる早さではありません。
2つめは、病気が生還率のとても低い病気であること。暴露後免疫は咬まれた場所と時間、本人の体力、準備できるワクチンが少ない等、不確実です
3つめは、狂犬病予防法が消えてない以上、法的義務違反として訴えられること。
特に小さなお子さんをもつ家庭では、事故があってから発生がないことを飼い主や獣医師が説明しても無駄です。
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